3月議会が近づいてきました。
いろいろなところで来年度予算は厳しい状況になることが予想されています。
次年度の予算方針をきめるにあたり、岡崎市は、令和7年度の予算編成方針なる文章を昨年(2024年)9月に発表しています。
そこで、ここでは、その文章をすこし読んでみたいと思います。
1. 財政状況とその課題
令和5年度の実質収支は約55億円の黒字でしたが、財政調整基金は減少傾向にあり、余裕がない状況が続いています。特に、社会保障費やインフラの維持費が増加しており、これが財政構造の弾力性を低下させています。このような状況を踏まえ、持続可能な財政運営が急務となっています。
2. 予算編成の基本方針
岡崎市では、市税収入に見合った歳出予算を基本として、事業の必要性を徹底的に再検討します。また、効率的な予算編成を実現するために、事業の廃止や縮小を含む見直しを行うとともに、国庫補助金や民間資金を積極的に活用し、財源の確保を図ります。
3. 具体的な取り組み
- 公共施設の維持・修繕
市民生活への影響を最小限に抑えるため、公共施設の維持・修繕に重点を置きます。 - デジタル技術の活用
コスト削減を進めるため、デジタル技術を駆使して効率化を図ります。 - 未来投資計画事業
未来の岡崎市を築くため、20億円を確保し、効率的な事業計画を推進します。
4.予算編成方法
1 経常業務(経常型及び維持管理型)予算要求基準
部単位で必要な予算を精査の上、事業の優先順位付けを行い、令和6年度の当初予算額(令和6年度に完了する経費等に係る一般財源を除く。)を上限として、予算要求すること。
※ 令和7年度財政計画(案)では、令和6年度で完了する経費等を差し引いた一般財源と比較し、経常業務全体で前年度対比95%としている。
2 臨時業務(一般型及び進捗管理型)予算要求基準
部単位で必要な予算を精査の上、事業の優先順位付けを行い、令和6年度の当初予算額(令和6年度に完了する経費等に係る一般財源を除く。)を上限として、予算要求すること。
※ 令和7年度財政計画(案)では、令和6年度で完了する経費等を差し引いた一般財源と比較し、臨時業務全体で前年度対比77%としている。
Q.令和7年度予算編成方針を策定しました。 | 岡崎市ホームページ愛知県岡崎市公式サイト
「臨時業務全体で前年度対比77%」はかなり大幅な削減を要求していることが伺えます。
これから予算等が出てくると思います。削減、縮小されている事業、業務はなんなのか。その削減はどのような基準でおこなわれたのか。他の事業と比べ、どうなのか。代替案はあるのか。
そこらへんのことを確認し、影響をなるべく小さくできるよう考えていきたいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fb843071c18ab0c1afd9c78a1923fe4d566376c?page=1
yahooニュースにもなっております。