岡崎市の水道料金改定、なぜ今?値上げの背景と影響を解説 通信#08

「パーカーを着るおじさん」はいかがなものか。そんな議論が一部ネットを騒がせています。

そんなの着るに決まっているだろ。と思いつつ…歳を重ねると何気なく手に取る衣服が、人に不快感を与える可能性があるという事実に、驚くとともに、抗うのは諦め、気をつけていかなければと思う次第です。(とはいえ、着ますが)

さて、12月議会は委員会の審議が終わりました。

そのなかで、わたしたちの生活に関連がある議案として「水道事業給水条例の一部改正」の説明がありました。

これは水道料金を平成17年4月以来、約20年ぶりに平均9.7%の増額改定するものです。改定は、水道管などの設備を更新するために、お金が足りないからです。硬い言葉で申し訳ありませんが、市側の説明をまとめると以下となります。

改定の背景として「今後30年間における(管路や水道施設等)更新事業の実施に必要な年間投資額は、年間約43億円」となり「その財源となる水道料金収入については、人口の減少等に伴う水需要の減少に伴い、今後、収入の増加を見込むことが難しく、安全で安心かつ災害に強い水道事業を実現していくためには、現行の水道料金収入で賄っていくことができないことが判明したことから、料金の改定が必要となった」と説明をしています。

また改定のプロセスとして「諮問機関である水道事業及び下水道事業審議会において全9回にわたる慎重なご審議を重ねて」きたとしています。その上で、「現行の料金体系を維持した場合、令和14年以降、経常的な赤字が発生するとともに、令和15年度には資金が枯渇する見込み」となり、「今後10年間の安定経営の維持を条件に検討 」したところ「現行料金収入の9.7%に相当する金額の不足が見込まれることから、このたび、約20年ぶりの料金改定をお願いする」ということです。

料金は基本料金と従量料金ともに改定となります。まず、基本料金ですが、家庭で利用される13mm口径で現行520円が571円に。20mm口径で950円が1,094円となります。また従量料金ですが、細かなところは省きますが、13mm口径も20mm口径もプラス8円となります。

これはあくまでシミュレーションですが、13mm口径で平均使用水量20m3だと、現在は2,684円ですが、改定後は232円値上がりし、2,916円の負担となるとされています。

条例改正の施行日は令和7年10月1日からとなり、実質な支払いは来年(2025年)の年末からとなりそうです。

負担を考えると、ためらわれるところもありますが、水道の安定化は必要です。

12月20日は議会では賛成の表決を行う予定です。

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