いま、桜まつりがおこなわれています。
まつりは今週の日曜日までです。800本のソメイヨシノと夜桜を楽しむことができます。また、花より団子。多くの屋台やキッチンカーが出店しています。
さて、わたしたちを毎年楽しませてくれる桜ですが、寿命が訪れようとしています。
乙川(おとがわ)沿いにある桜は、戦後に植えられたものです。その桜が古くなってきました。ソメイヨシノという桜の木は、ふつう60年から80年で弱ってきます。いまの桜も、その年数に近づいています。
そこで岡崎市では、新しく桜を植えることにしました。そのために、市民のみなさんから寄付を集めました。あつまったお金は、あわせて3000万円をこえました。桜の植えかえにちょうどよいのは、2月ごろです。本格的な植えかえは、来年から始める予定です。
でも、今年もすこしだけ進めています。ことしは、エドヒガンという桜を12本植えました。植えた場所は、岡崎城公園のなかです。ここは歴史のある場所です。これからも、どこに何本植えるかを考えていきます。そのときは、専門家の意見も聞きながら決めていくことになります。
そんなことに思いを馳せ観桜するは乙なものかもしれません。
このように、桜の未来を考える一方で、まつりのしめくくりには「家康行列」があります。日にちは4月6日の日曜日です。今年は大樹寺で出陣式をおこないます。その後、移動し、能見通2丁目交差点から南下して、乙川河川緑地右岸(約1.5キロメートル)を行列が歩きます。 ことしの家康行列では、人気俳優の細田佳央太(ほそだ かなた)さんが出ます。細田さんは、2023年の大河ドラマ『どうする家康』に出ていました。そのドラマでは、家康の長男・徳川信康(のぶやす)をえんじました。
信康は、家康のあとをつぐはずの人物でした。でも、若くしてかなしい最後をむかえました。細田さんは、その信康を強くてやさしい気持ちでえんじました。たくさんの人が感動しました。
そんな細田さんが、今度は父の家康の役で行列に出ます。ドラマでは見ることができなかった「家康としての姿」を見られます。細田さんは「思い出のある岡崎で、家康の役ができてうれしい」と話しています。
行列のあとには、トークショーもあります。場所は乙川河川緑地(おとがわかせんりょくち)です。細田さんと、岡崎出身のアナウンサー青木源太さんが話します。大河ドラマのうら話や、細田さんのふだんのようすが聞けるチャンスかもしれません。
家康行列をみたことがない。そんな人もおおいのではないでしょうか(かくいうわたしも大人になるまでみたことがありませんでした)。
ぜひ、お時間があれば足を運んでください!
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