岡崎市は選ばれる街になれるか?これからの政策と展望 通信#10

明けましておめでとうございます。

年頭です。せっかくなので岡崎市の課題と展望についてお話しをさせてください。

課題として人口減少があります。本市の人口は2025年の38万5千人をピークに減少し、2050年には35万5千人まで減少するとされています。25年間で3万人も減少するわけです。少子高齢化、単身世帯の増加も考慮しなければならない変化です。

加えて、財政も厳しい状況です。毎年、翌年度の予算編成の方針を示す文章があります。そこには現状の厳しさがこう記してあります。

歳入は「経常収支比率が、前年度対比1・5ポイント増の91・9%となり、財政構造の弾力性が失われつつあるなど、決して財政に余力がある状況ではない。」とされ、「今後の見通しについては、歳入では経済活動の回復等により、市税収入は増加傾向にあるものの、経済情勢は不確実性が高いことから、継続的に増加を見込むことは難しい状況である」と述べています。

また、歳出では、「少子高齢化を始めとする社会課題に対応する基本施策を確実に取り組むほか、人件費の増加や物価高騰等への対応も引き続き求められており、大変厳しい状況が見込まれる」と言及しています。

さてこのようななかでどうしていくのか。

1月4日におこなわれた新年交礼会では市長から二つの方向性が示されました。

ひとつは、高校生の通院医療費の無償化についてです。こちらは厳しい財政の中ではあるが、なんとか実現に向けすすめていく旨の発言がありました。

もうひとつ、給食費の無償化については、財政が厳しい状況に鑑み、現在は4月だけ無償化となっていますが、それをもう一月伸ばすことを考えたいとのことでした。

三月の新年度予算の上程がまだ行われていないなか、確かなことはわかりません。とはいえ、大きな方向性が示されたと理解しています。

これからは、岡崎市が選ばれる街になることが必要です。

展望はそのなかにあるはずです。そのための、政策を推し進めていけるよう、この一年頑張っていきたいと思います。

新しい年が、皆様にとって健康で幸多き年でありますよう、心よりお祈りいたします。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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