岡崎市議会議員 小田たかゆき オフィシャルHP

【一般質問】2016年12月議会(①障がい児の口腔ケア ②学校図書の推進 ③南部地域の渋滞)

2016/12/06 00:00 議会報告

概略(定例会 H28年12月06日-22号):

①障がい児の口腔ケアについて、現行医師会と進めている部分があるが、発達センター完成に向けより充実を要望

②学校図書の推進は子どもの図書に触れる機会をいかに増やすかが目的となるが、その方法をいくつか確認

③48号線の羽根ガード付近は慢性的に渋滞している。新病院建設を控え迅速な対応を要望

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◆12番(小田高之)

皆さん、おはようございます。 チャレンジ岡崎・無所属の会の小田高之でございます。 初めて迎える一般質問でございます。先人の方々が築いてこられた仕事や、そして思いに敬意を払うとともに、多数の方々からいただいた負託にお応えできるよう、しっかりと努めてまいります。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、早速通告に従い、障がい児の口腔ケア、学校図書、南部地域の交通事情、この3点につきまして一問一答方式でお伺いをいたします。 まず、大きな1番、障がい児の口腔ケアについてでございます。 先日、岡崎歯科総合センターさんで障がい児の歯科治療についてお話を伺ってまいりました。げんき館の北隣にある建物でございますが、そこでは障がい者の虫歯治療を毎週行っているそうなんですが、そこで治療前の患者さんの写真を見せていただきました。それは、歯がそろっていなかったり、歯周病になっていたりと、口の中の衛生状態が悪化している方が非常に多いなという印象を受けました。 先生がおっしゃるには、障がいのある方の虫歯治療などの口腔ケアはどうしても、健常者に比べまして後回しになってしまう傾向があるとのことでした。もちろんそれは、いろいろとほかにも診ていかなければならない部分が健常者の方に比べて多いわけでございまして、これは仕方のないことだと思っております。 どうしても治療がおくれてしまいまして、ひどい状態になってしまっているんですが、治療できないことはもちろんないんですが、やはり障がいのある人たちにとっても、事前にしっかりと歯磨きの習慣や予防を小さいころからしておけば、大人になっても歯の衛生状態、健康な歯を保ったまま維持できると思っておりますし、また食べることの喜び、それはどんな人も共通の思いだと思います。それに当たって、やはり障がい児の小さいころからの口腔ケアの大切さ、習慣づけが必要だと考えております。 そのような観点から御質問をさせていただきます。 まず、小さいころからの予防のためには、障がいの疑いのある子供、発達に疑いのある子供、そういった子たちをどのように拾い出していくのかが重要だと思うのですが、まずは確認でございますが、岡崎市内でどのくらいの数の子供たちが過去3年間に生まれているのかをお聞かせください。

◎保健部長(鈴木司朗)

人口動態統計による本市の新生児の出生数でございますが、平成25年が3,734人、同じく26年が3,598人、27年が3,761人でございます。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

およそ3,600人前後の新生児が毎年岡崎市内で誕生しているということが確認できました。 それではその次に、その子たちが健康かどうか、そして順調に発育しているのか、または何かしらの障がいの可能性があるのかを、やはりこれは事業として拾い出していくとなると、健康診査になると思うのですが、調べてみますと、保健部さんで1歳6カ月、2歳、そして3歳という、この間隔で健診を行っていると思いますが、それら過去3年間の受診者数と、そして受診率の推移をお聞かせください。

◎保健部長(鈴木司朗)

こちらは、年度単位になりますが、それぞれについて回答させていただきます。 まず、1歳6カ月児健康診査では、平成25年度受診者数が3,795人で、受診率は98.0%、以下同様に、26年度3,799人で、99.6%、27年度3,595人で、97.5%でございます。 次に、2歳児歯科健康診査は、平成25年度2,759人で82.0%、26年度3,231人で83.1%、27年度3,133人で82.3%でございます。 最後に、3歳児健康診査は、25年度3,501人で95.9%、26年度3,808人で95.5%、27年度3,841人で98.3%となっております。 以上です。

◆12番(小田高之)

ありがとうございます。 2歳児における健診の率が少し低いことが気になりますが、それにしても、1歳半、そして3歳の健診においては、おおむね95%近くの乳幼児が受診していることがわかりました。 それでは、各年代の具体的な健診の内容、そして実施している項目をお聞かせください。

◎保健部長(鈴木司朗)

各種健診では、障がいを早期に発見し、適切な指導を行うことが目的の一つでございます。 健診の内容は、1歳6カ月児健康診査では、身体計測、診察、歯科健診、個別相談、希望者や必要と思われる方には歯磨き相談等も実施しております。 3歳児健康診査では、1歳6カ月児健診の内容に加えまして、視力や耳の聞こえの検査、腎臓病等を発見するための尿検査を実施しております。 口腔内の健康の保持増進を図るための2歳児歯科健康診査では、歯科健診や歯磨き指導のほか、希望者にはフッ化物塗布、言葉や心身の発達に関する個別相談を実施しております。 診察では、これらの作業を行う中で、発達に関する観察を注意深く行っているところでございます。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

ありがとうございます。 早期に心身障がいを発見するために、多角的な視点から健診を行う必要があることが確認できました。 それでは、この中で特に歯科健康診査の内容についてお聞かせください。

◎保健部長(鈴木司朗)

歯科健康診査では、虫歯の有無、かみ合わせ、歯の形や数の異常の有無、指しゃぶり、おしゃぶりによる歯列への影響等に関する診察及び個別相談を実施しております。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

ありがとうございます。 毎年3,600人前後の子供たちがおよそ95%程度健康診査を受診して、そしてその子たちに対して早い段階でさまざまな可能性を拾い出すことに尽力されていることがわかりました。 それでは、健康診査において発達に障がいのある子を見つけるための具体的な取り組みについてお聞かせください。

◎保健部長(鈴木司朗)

各種健康診査では、問診、診察、歯科健診、個別相談等において、小児科医師、歯科医師、保健師、栄養士、歯科衛生士、保育士や心理相談員等多職種のスタッフがかかわっております。それぞれの職種が子供の気になった状況を共有し、支援の必要性について評価をすることによって、発達面において気になる子供を早期に発見し、適切な指導や支援に結びつくよう取り組んでおるところでございます。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

ありがとうございます。 各種の専門家が気になる部分、状況を共有し、そして適切な指導、支援に取り組んでおられるとのことでした。やはりこの段階では、親にとって、どうなってしまうのかという不安がとても大きい段階だと思います。そういったことをケアしていただきながら、取り組んでいただければと思います。 では、それ以外にも早期に発見する手だてとして、子ども発達サポート事業というのがあると思うのですが、その内容と、そして相談件数についてお聞かせください。

◎保健部長(鈴木司朗)

子ども発達サポート事業では、就学前の子供さんとその保護者を対象に、1歳6カ月児や3歳児の健康診査での相談とは別に、専門性の高い相談を適宜受けることができる窓口として、医師、保健師、臨床心理士による予約制の相談や常時電話による相談や面談も保健所窓口で行っております。また、2歳児歯科健康診査のときに行う発達相談も、この子ども発達サポート事業の一つとして実施しております。平成27年度の実績でございますが、小児科医師による成長、発達、子育て相談は6件、発達専門医による専門相談は43件、臨床心理士による心理相談は209件、常時行っております電話、面接相談は452件、2歳児歯科健康診査時に行っております発達相談は342件でございます。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

それでは、健康診査や子ども発達サポートなどで相談を受けた子供たちに対するその後の対応についてお伺いいたします。

◎保健部長(鈴木司朗)

健康診査を担当した医師の指示により、かかりつけ医、岡崎市民病院、三河青い鳥医療療育センター等医療機関への紹介や再健康診査への案内を行いますほか、支援が必要と判断した場合は、保健師や心理相談員が家庭訪問や面接による個別の支援を実施しております。 さらに、必要に応じて、言語発達遅滞児等集団指導教室または療育的支援事業を紹介し、保護者が子供の発達段階を理解、受容し、子供の成長発達のための対応を実践できるよう指導するほか、適切な機関に結びつけるなどの支援を行っております。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

発達障がいの疑いのある子、そして障がいの疑いのある子、またはその保護者に対しまして適切なフォローをされていることはわかりました。 口腔ケアの話をすれば、やはりこの段階でしっかりと習慣をつけ、癖づけをしておくことが、将来の歯の健康にかかわってくると考えられますので、この段階から適切な対応をより一層お願いいたします。 さて、それでは具体的に、福祉部内で障がい者歯科健診業務というのが行われていると思います。今年度の一般会計では、393万2,000円の予算がついていると思うのですが、これはどういう業務で、そしてどのような方を対象に行っているのかをお聞かせください。

◎福祉部長(杉山直人)

歯科健診業務の対象者は、知的障がいの方を対象にした療育手帳、または身体障がい者手帳を所有している方で、集団の歯科健診を受けることが難しい障がい児、障がい者を対象に、岡崎歯科医師会に委託いたしまして、岡崎歯科総合センターにおきまして毎週木曜日に歯科健診を行っております。なお、この健診は、年に2回まで無料で受けることができます。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

この事業は、既に手帳をお持ちになっていられる方に対する健診の補助だということがわかりました。これは、今まで伺ってきた話より少し先の段階の方々を対象とした事業だとは思うのですが、冒頭で口腔ケアについての窮状をお教えいただいた先生によりますと、やはり先ほど福祉部長さんが強調しておられた集団のというところが肝心だと思うんですが、手帳を持っていられる方は、なかなか初めて会う人や、そして行く場所で大きな抵抗を示されることがあるとお聞きいたしました。 そして、そういう方が、まずはしっかりと場所になれて、人になれていくことから始めていかなければ、やはり健診といえども、なかなか時間がかかってしまうといったことだとお聞きしております。そういった方たちにしっかりと健診ができるような制度がやはり必要だと思いますので、継続的な支援を要望いたします。 それでは、本議会でも幾つか取り上げられておりますが、こども発達センターが来年にオープンすると思います。センターが発達に心配のある子の口腔ケアについて、今後どのような役割と機能を担うことになっているのかをお聞かせください。

◎福祉部長(杉山直人)

こども発達センター、何回かお答えしておりますが、現在ある機能を有効に活用し、連携の強化を図ることで、発達に心配のある子の発達支援拠点としての役割を果たしてまいります。そのために、当初歯科健診の機能はこども発達センター内には有しません。が、周知啓発活動の一環として、発達の心配に関する講話を交えた講演会を開催していく中で、この口腔ケアに関する啓発も含めて、保健、医療関係と連携しながら、口腔ケアについても何らかの格好でかかわってまいります。 また、平成30年度末には、こども発達センターの既存部分の改修も終わりまして、全面オープンを迎えることになりますので、発達に心配のある子の口腔ケアを実施する一つの会場というんですか、それとして施設利用をすることが可能になります。そのため、現在岡崎歯科医師会と、そこに30年度フルオープンに向けて、どのような方法で口腔ケアをしていくかということの協議を進めているところでございます。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

センターが来年にオープンすると言ってしまいましたが、申しわけございませんでした。30年度でございます。 そして、センターが口腔ケアを実施する場所としまして、積極的な展開を本当に期待しております。繰り返しになりますが、障がい児の口腔ケアの取り組みにおいては、他の症例と同じく、まずは発達に障がいのある子や障がいの疑いのある子をいかに早期に発見するのかが大切でございます。その後、迅速に、切れ目なく各関係機関と連携をしていただきながら、口腔ケアに対する習慣づけ、癖づけをしていくことが必要だと考えております。その点は十分に御理解いただけていると思っておりますが、今後とも事業の継続的な実施をいただけることを要望してまいります。 それらを踏まえまして、発達障がいがある子供に対する口腔ケアの取り組みについて総括をいただければと思います。

◎福祉部長(杉山直人)

申しわけございません。 保健部から総括をいただく前に、私から一言確認をさせていただきます。 議員先ほどのお話の中で、来年がこども発達センターのオープンでなくて、再来年です、申しわけございませんと言われましたけれども、私の説明が悪かったようで、ごめんなさい、来年度、今度の4月に新設部分、こども発達センターの建物の新設部分はオープンいたします。その後に、今現在福祉の村で行っております既存部分も改修して、近くに改修しますので、一体となってフルオープン、新設部分と改修した部分でフルオープンするのが再来年ということでございます。 以上でございます。

◎保健部長(鈴木司朗)

総括といいますか、私からお答えさせていただきます。 発達障がいがあるお子さんは、歯磨き等日常的なケアに対する抵抗が大きい場合もあるなど、口腔ケアが困難なことも多く見られますが、3歳ごろまでは発達障がいの有無にかかわらず、子供自身での歯磨きや仕上げ磨き習慣を身につける大切な時期であります。そのため、健康診査では、受診者全員に対し、同じように歯科健康診査に加え、歯の手入れやおやつのとり方などの健康教育を実施しております。 また、希望者や必要な方には、歯科衛生士による個別での歯磨き相談やかかりつけ歯科医をつくり、定期的に歯科健康診査を受けることの大切さなどを指導しておりますが、歯磨きを極端に嫌がるなど、発達面でも気になるお子さんと保護者の方に対しては、引き続き子供の特性を踏まえた、より丁寧な指導に心がけ、取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

それでは続いて、大きな質問の2、学校図書の推進についてに移らせていただきます。 本を読むこと、または本を定期的に読む習慣を持つ子供は、相対的に学力が高いことは皆さんの学生時代を思い起こしていただけば、論をまたないのではないかと推察いたします。 一方、少しデータ的な裏づけを見てみましても、例えば国立青少年教育振興機構さんが平成24年に実施した調査の結論といたしまして、子供のころに多くの本を読んだり、読み聞かせをしてもらった経験のある人のほうが、現在の読書量が多く、未来志向、社会性といった意識が高いという結果が出ております。本を読む効用というのは、有用だと言えるわけだと思います。

ただ、他方で、子供の読書習慣というのは、いわゆる所得格差において影響を受けることが指摘できると考えております。例えば、第2次岡崎市子ども読書活動推進計画の中に記載されております家族の読書活動状況と児童生徒の読書冊数の関係という資料がございます。それによりますと、児童、子供から見て、親がよく本を読んでいるという印象を持っている児童、子供は、押しなべてみずからも本を読む習慣を身につけていると結論をつけております。 要は、親の背中を見て育つということだと思うのですが、ただ、ここで問題なのは、やはり所得が高い大人、そして親ほど、読書を頻繁にする傾向があるということでございます。

統計資料ばかりを引用しまして、大変申しわけないのですが、もう少しおつき合いいただきますと、出版文化産業振興財団が平成21年に出した現代人の読書実態調査、これによりますと、世帯年収が高い人ほどよく本を読み、やはり反対に低い人ほど本を読む機会が少ないという結果が出ております。 以上を踏まえますと、やはり小さいころから本を読む習慣を身につけることは、多面的な効用がある一方で、所得格差による機会の不平等になる可能性があると指摘できると思います。 そこで、それらをうまく解決する方法といたしまして、やはり学校図書の充実、利用促進が重要になると考えております。学校図書は、家庭を除き、児童、子供が唯一、みずからの意思で自分の力で本に触れることができる公共の場所であると考えているからであります。

そのような観点から、(1)学校図書の現状と分析についてお伺いいたします。 まず、児童生徒の学校図書館の利用がどのような状況であるのかをお聞かせください。

◎教育委員会教育監(安藤直哉)

中央図書館が主体となって行いました平成26年度策定の第2次岡崎市子ども読書活動推進計画のアンケートによれば、小学生の場合は、83.8%の児童が学校図書館を利用し、そのうち1カ月に10冊以上借りている児童も9.8%います。しかし、中学生では、図書館を利用する生徒が32.9%となり、利用しない生徒の比率のほうが高くなっているのが現状でございます。 以上です。

◆12番(小田高之)

小学生の利用状況が高いことがうかがえるとともに、一方でやはり中学生の利用状況が低いと考えられますが、その原因をどのようにお考えでしょうか。

◎教育委員会教育監(安藤直哉)

先ほどのアンケートによりますと、その理由といたしまして、読みたい本がない、図書館に行く時間がない、が主なものとして挙げられておりました。中学生になりますと、興味や関心が多様化し、学校図書館だけでは生徒の望む種類の本を網羅することが難しくなります。また、中学校では、移動教室での学習が多くなったり、生徒会活動や部活動が盛んになり、時間の制約がふえたりします。こうした理由により、中学生になると、学校図書館の利用率が減っていると考えています。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

生徒の多忙化というのも問題なのかなと思うんですが、やはりそういった課題、中学生の利用状況が低いという状況の解決に向けましても、さらなる学校図書の充実が必要だと認識を新たにしたわけでございますが、そこで次に(2)、学校図書の運営を担当する職員の配置状況とその役割をお聞かせください。

◎教育委員会教育監(安藤直哉)岡崎市におきましては、学校図書館運営業務を、司書教諭と教員補助者が担当しております。司書教諭につきましては、学校図書館法で定められている12学級以上の51校には全てに配置しております。また、12学級未満である16校についても、14校配置し、配置されていない2校では、図書館主任がその業務を担当しております。 司書教諭や図書主任の多くは担任を兼ねているため、全ての小中学校に教員補助者を配置し、業務の補佐をしています。教員補助者は、12学級以上の学校では週4時間以上、12学級未満の学校においては週2時間以上の学校図書館にかかわる業務を担当し、学校図書館の整備や読書活動の充実に力を発揮しております。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

要は、ほとんどの学校で学校図書館の専門的知識を持つ教員であります司書教諭さんを配し、そのサポートに教員補助者さんが当たっているという各学校の学校図書の運営体制について認識ができました。 では、(3)子供たちが図書に親しむ機会の取り組みについて、どのようなものがあるか、お聞かせください。

◎教育委員会教育監(安藤直哉)

子供たちが図書に親しむ機会の取り組みについてお答えいたします。 ほとんどの学校で、朝の読書の時間など、全校一斉の読書活動を行っております。授業では、読書や調べ活動のために学校図書館の本を利用しています。また、定期的に読み聞かせ活動を行ったり、読書月間を設定したり、図書委員会の児童生徒が中心となって読書集会を開いたりして、読書活動の活性化を図っています。ほかにも、学校図書館に推薦図書のコーナーを設けるなど、児童生徒が図書に親しめるように工夫した取り組みが行われています。 特に、図書館の利用が減る中学校では、テレビで話題となっている新刊本を配架したり、全校集会で絵本を読み聞かせしたりして、生徒が図書に親しむよう努めています。 以上でございます。

◎文化芸術部長(石川真澄)

文化芸術部からは、中央図書館での、もうちょっと年齢層の低い方の取り組み状況についてお答えいたします。 中央図書館では、就学前の子供たちを対象といたしましたおはなし会を初めさまざまな読み聞かせや、子ども読書の日の実施、それから夏休みにおけるイベントなど、さまざまな行事を実施して取り組んでおります。特に読み聞かせは、ボランティア及び職員により、週5日ほど定例的に実施しております。

また、おはなし会とは異なる事業になりますけれども、平成22年度からブックスタート事業を始めておりまして、これによりまして、次のステップアップであります0歳から2歳児向けのおはなし会の参加者が増加しております。平成27年度の開催実績数としましては、額田図書館や市民センター図書室での開催分も含めまして、年間498回、1万2,000人以上の御参加がありました。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

ありがとうございます。 ブックスタートを受けた親子は、家庭において読み聞かせや読書を積極的に行う傾向があると伺っております。こういった事業のさらなる取り組みをお願いいたします。 また、小中学校に対する学校図書の認知に向けての取り組みは理解をしたわけですが、やはり中学生に対して一生懸命また学校図書を利用していただけるように、より一層の御尽力をいただけますようよろしくお願いいたします。 それでは(4)、学校での読み聞かせというのはどのような取り組みであるかをお伺いいたします。

◎教育委員会教育監(安藤直哉)

平成25年度の実績では、小中学校67校中54校で、教員やボランティアによる読み聞かせ活動が行われております。文部科学省より平成28年度、子どもの読書活動優秀実践校として表彰されました根石小学校では、昭和53年より全校での読書活動を始め、現在でも火曜日から金曜日までの毎朝20分間、担任が読み聞かせを行い、子供たちが感想交流をしております。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

根石小学校の取り組み、非常にいい事例だなと思いました。 ただ、小学校が67校中54校、市内全学校には当たらないと思うのですが、実施していない学校には何か理由があるのでしょうか、お伺いいたします。

◎教育委員会教育監(安藤直哉)

読み聞かせは、各学校が特色ある活動の一つとして、主に帯の時間帯を使いまして、学校裁量で行われております。 読み聞かせを行っていないのは、ほとんど中学校ですが、学力向上や健康教育など、ほかの特色ある活動に取り組んでおります。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

やはり中学生はなかなか時間がないということだと思うんですが、何とかすき間時間を見つけてでも、読み聞かせをやっていただければなという要望をしておきます。 そして、これは私ごとではございますが、時間がある際は、たまに小学校に行きまして、読み聞かせをさせていただくことがございます。先日は、英語まじりの本をたどたどしい発音ではございましたが、読み聞かせて、子供たちは目をらんらんと輝かせて、本の世界に没入してくれました。 これはあくまで主観ですが、幾つになっても、本を読むことはできると思うのですが、物語の世界に浸り、あたかもそこをくぐり抜けるような、そんな豊かな読書体験をするには、どうしても年齢的な賞味期限があると思います。繰り返しになりますが、子供たちに読み聞かせをする機会の積極的な推進をお願いいたします。 では最後に(5)、学校図書の充実という側面から考えますと、やはり中央図書館と、そして学校との連携が必須になると考えますが、現在取り組まれている事業がございましたら、お聞かせください。

◎文化芸術部長(石川真澄)

学校におけます児童の読書活動を支援するために、中央図書館では、25年度からセット貸し出しと授業支援用資料提供を実施しております。 セット貸し出しとは、学校規模に応じまして、例えば大規模校ですと、各学年100冊ずつ、計600冊をあらかじめセットしておきまして、定期的に各小学校へ配送する事業でございます。 一方、授業支援用資料提供は、各教科の授業で使用するために、先生方から御要望のありましたテーマの資料について、中央図書館であらかじめ準備をいたしまして、配送する事業でございます。

授業支援用資料提供の需要は年々増加しておりまして、今年度は、市内の事業者から必要な図書を御寄附いただきまして、テーマ別資料セットの作成準備を行っております。例えば、昔の暮らしとか、働く犬、修学旅行などのテーマは、複数の学校から同じ時期に要望を出されることが多いため、テーマ別セットによりましては、的確かつ迅速な資料提供を目指しております。 このほか、小学生の図書館の見学、中学生の職場体験の受け入れ、教員研修会における図書の修理の仕方の指導など協力を行っておりまして、これらの事業を通じまして、今後とも学校における読書活動が活性化されますよう、図書館としても支援をしていきたいと思います。 以上でございます。

◆12番(小田高之)

中央図書館と学校図書がより連携を深めていることが認識できました。 本を読むこと、それは、これからの社会で生き抜くために必要な論理的思考能力、そして他者とのコミュニケーション能力、その基盤となる語彙力などを手にすることができるものですが、やはり他方で、本との出会いというのはとても個人的な体験だと思います。誰かから強制されたり、押しつけられたりして出会うことができるものではありません。

ふと偶然に、大切な本、そして言葉に出会い、それが糧となり、後の人生の読書習慣を担保するものだと思っております。 だからこそ、生まれや家庭環境に左右されることのない、子供たちがみずからの意思で通うことができる、そして本を借りることができる学校図書、そこでの読書体験、その環境づくりが学校行政において必要なことだと考えておりますので、さらなる学校図書の推進、充実をお願いいたします。 それでは最後に、大きい質問の3、南部地域の渋滞緩和及び交通整備についてお伺いいたします。 本定例会ではもちろんのこと、以前から再三再四この南部の状況が質問されていることは認識しておりますが、もう一度確認の意味を込めまして質問をさせていただきます。

まず、(1)県道48号線の拡幅についてお伺いいたします。 新病院の建設予定地とされている一帯は、東側にJR東海道線が南北に走り、一方の西側では、南北に占部川が走る場所に位置しております。その東西を走る2本の線に沿って3本の主要な道路が抜けているのでございますが、その上端をつなぐように県道48号線が東西に走っております。やはりこのような構造上の特性といたしまして、御存じのように、この道は慢性的な渋滞の箇所になっております。特に4車線から2車線に道が狭まるJR東海道線との交差部、いわゆる羽根ガード西側付近の慢性的な渋滞が顕著でございまして、この付近の住民としましては、平日の朝、夕方、そして土日は、特にここをいかに通らずに暮らすことができるかに頭をひねっているわけでございます。また、新病院の完成後は、当然通院患者さんや緊急車両などもここら辺を行き来することが推察され、さらなる渋滞の発生が見込まれます。 そこで、県道48号線、いわゆる岡崎刈谷線の拡幅に向けた現状をお聞かせください。

◎都市整備部長(山本公徳)

議員がおっしゃいますこの岡崎刈谷線、大変重要な幹線道路でございまして、交通量が非常に多いことから、渋滞が著しく、特に羽根ガード付近では慢性的な渋滞が発生しているところでございます。 このため愛知県では、渋滞解消を目的といたしました4車線化のための都市計画変更に向け、平成24年度から本市との勉強会、平成25年度からは鉄道管理者との協議を始め、平成26年度には現況交通量の調査と将来交通量の推計、こうしたことを行っております。

こうした動きの中、現在本市では愛知県に対しまして、都市計画道路岡崎駅平戸橋線と交差する羽根ガード東交差点から和田橋までの約500メートルの区間の4車線化に向けた計画促進の要望を行っております。しかしながら、この抜本的な対策となります4車線化には、JRとの新たな立体交差が伴い、長大な時間と莫大な費用を要し、また周辺への影響も大きく、どこからどこまで4車線化するのか、その都市計画変更区間の選定の整理など、多くの課題がありまして、愛知県からは、国道23号バイパスや周辺道路の整備状況を見据えながら、4車線化に向けた検討を進めていく考えで、早期の事業化は難しいと伺っております。 こうした状況ではございますが、本市といたしましては、引き続き大学病院の開院後、早期に4車線化が図られますよう、愛知県との調整を進めてまいります。 以上です。

◆12番(小田高之)

羽根ガード付近が交通のボトルネックであることは市といたしましても十分に御理解いただけているということはわかりました。 ただ、渋滞の解消は、南部地域にとり切実な課題でございます。もちろん、県道ということで、簡単には進まないことが多々あると推察されるわけでございますが、今後とも周辺道路との整合性を考えながら、拡幅に向け関係各位と引き続き協議をしていただくことを要望いたします。 次に、(2)の新病院を見据えた南部地域の交通網形成についてお伺いいたします。

現状、あの地域の公共交通網を見渡しますと、いわゆるJR岡崎駅がハブ的な役割を果たしており、鉄道、バス、タクシーなどが駅に乗り入れているわけでございます。新病院というのは、大体駅から東西に約1キロほど、徒歩で10分から15分ほどで行けるんではないかと思うのですが、他方で、病院に通う方ということが想定されますので、公共交通網がどうなるのか、利便性はどうなのかといったことが大変気になるところですが、そこら辺が今大体どれくらい進んでいるのかをお聞かせください。

◎都市整備部長(山本公徳)

南部地域の公共交通網につきましては、交通結節点でありますJR岡崎駅で、鉄道、バス、タクシーなどを相互に乗りかえ、移動していただくことを想定した公共交通網の整備を進めております。 新病院の設置や岡崎駅周辺のまちづくり、こうしたものが今著しく動いておりまして、こうしたことを踏まえ、岡崎駅と新病院を結ぶバス路線の新設や既存バス路線の変更、こうしたことによります新病院への接続につきまして、現在交通事業者と研究を進めております。 以上です。

◆12番(小田高之)

新病院と、そして交通結節点であるJR岡崎駅がどのようにつながるのかにより、病院や南部地域の住民の利便性が大きく左右されると思います。ぜひとも地元の要望や広く市民の声を集め、より利用しやすい公共交通網が形成されることを強く要望いたします。 では最後に、(3)のJR岡崎駅南側の都市計画道路柱町線の現状、そして進捗状況についてお伺いいたします。

先ほどの質問でお伺いいたしました県道48号線、そして昨日野本 篤議員が質問された若松線、そしてこの柱町線は、この地域を南北に走るJR東海道線をストレスなく東西に抜けるための、いわば3本の矢でございます。日本経済と同じで、3本の矢がしっかりと機能することが、この地域の住環境の向上につながるわけでございます。 そこで、現在着工が始まっております柱町線の現状、進捗状況についてお伺いいたします。

◎都市整備部長(山本公徳)

都市計画道路柱町線は、JR岡崎駅の南約300メートルに位置いたしまして、東海道本線をアンダー形式で交差いたし、東西の県道を結ぶ、延長307メートルの道路でございます。延長307メートルのうち、鉄道直下となります46.1メートルの区間につきましては、JR東海に工事を委託いたしまして、残りの区間は市が施行いたします。 JR東海への工事委託につきましては、本年3月に平成28年度から平成34年度末を工期といたします全体協定を締結しております。現在は、JR東海によります作業ヤードの準備が行われておりまして、年度内は、線路の両側及び線路下部分に対しまして、薬液注入による地盤の補強を行っていく予定と聞いております。 以上です。

◆12番(小田高之)

では、今後のスケジュールについてお伺いいたします。

◎都市整備部長(山本公徳)

JR東海に工事委託いたしました鉄道直下の区間につきましては、平成29年度から32年度まで、ボックスカルバートの築造工事を行い、平成33年度から34年度までは、歩道のスロープ工事を、34年度末には委託工事が完了する予定でございます。 市が施行いたします東西の県道から接続しているわけですけれど、そのアプローチ区間につきましては、JR東海の作業ヤードの撤去に合わせて施行いたしますことから、平成33年度から着工し、7年後の平成35年度末に開通する見込みでございます。 以上です。

◆12番(小田高之)

開通が約7年後、およそ2024年の春ごろだと確認をいたしました。 南部の交通事情は、今までも課題としてあったわけでございますが、新病院の建設を契機としまして、これから着実に、そして迅速に対応をしていただくことを要望いたしまして、私からの質問とさせていただきます。 ありがとうございました。