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メールマガジンVol.2 (①3月定例会が閉会しました/②第2回市政報告会レポート/③とある特別養護老人ホームを訪ねて)

2017/03/30 00:00 活動アーカイブ

月に1回発行しているメールマガジンです。人口減少、経済の停滞という時代に政治に求められるのはいかに「対話」をしていくのかにあると考えています。ここでは、そのことを念頭におきながら、みなさんとともに「あーでもない、こーだよね」という合意形成をしていくために必要な情報を発信できればと考えています。ぜひ、お時間があるさいに目を通して頂ければ幸いです。


— 目 次 —————————-

[1] -3月定例会が閉会しました-

[2]-第2回市政報告会レポート-

[3]-とある特別養護老人ホームを訪ねて-

[4]-お知らせ-

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[1] -3月定例会が閉会しました-

2月28日に開会した3月議会は3月24日に閉会いたしました。初めて迎えた3月定例会でしたが、新年度予算案が上程されるなど、あらためて重要な議会であることがわかりました。ざっと概要を説明すると、H29年度の岡崎市は一般会計が1,233億円、特別会計684億円、企業会計556億円と、総額で2,473億円強の予算規模となり、3年連続過去最高の予算が組まれました。

主要事業としても、女性活躍推進業務、消防指令システム共同整備業務、放課後対策施設整備業務、産業支援機能強化対策業務、などなど、読んでいて目が痛くなるかもしれませんが、こういうものがずらっと並んでいるのが行政側が提出してくる予算案です。また、主要事業は来年度の「目玉」ですので、ぜひみなさんもざっと目を通して頂ければ幸いです。

で、改めて認識したことですが、議会というのは議事機関であり、予算を編成することはできないということです。予算編成権は首長が持つ重要な権限であり、議会は予算を承認することしかできません。ただ、裏を返せば、承認しなければ予算を執行することができないので、そういう意味では、首長と議会の2元代表制というシステムが上手く働くように仕組みはできているということです。予算編成権と承認権の2つを同時に持てば、それこそ独裁制ですし。

閑話休題。来年度予算は賛成多数(私たちは賛成としました)で通過しました。今後は、この予算がしっかりと執行されているのか、それをみなさんの声を聞きながら、しっかりと執行部に問い質していくことができればと考えています。

また、ブログにも記載しましたので、併せてお読み頂ければ幸いです。

□いよいよ3月定例会が始まりました。

□3月議会/全会派の代表質問が終わりました。

□3月定例会は二本立ての筋書きなんです

□3月定例会の委員会は持ち時間制で行われています!

□明日は3月定例会。討論に臨みます。

□3月定例会が閉会しました。


[2] -とある特別養護老人ホームを訪ねて-

ある日、一本の電話がかかってきました。「小田君ですね。一度特養の現状を見にきてくださいよ」と。現場主義、というほど大した話ではなく、好奇心、そしてなによりも無知を痛感している昨今ですので「ぜひ」と即答しました。私は、福祉病院委員会に所属しています。この委員会が所管する病院、福祉、介護という問題は自治体において最も重要な施策であるわりに、実態が見えずらいというのが本音です。

というのも、ハコモノならなんとなく想像がつきますし、実際に手で触ることができるので比較的議論に上りやすいのですが、福祉は「制度」なる目に見えにくいところで運営されているので、どうにも想像ができないということが見えない原因と考えています(能力不足かもですが…)。私自身、市議会議員になっていなければ詳しく知りたいと思うこともなく、時が過ぎていったような気がします。

ということで、特養に見学に行ってきました。

当たり前ですが、とても環境のよいホームで、ゆったりとした部屋と初春の暖かい陽光が差し込む場所でした。訪問した日は、月に何度かの「お買い物の日」で車いすにひかれた利用者の方が煎餅やクッキーなどの袋を手に取りどれにしようか悩むでもなく、悩んでいました。また、そこには最新鋭のお風呂システムが導入されており、それは座ったままでも入浴が可能となり介護士の負担を軽減できるものでした。

さて、今回お話を伺うと3点のことに気づかされました。

ひとつめは、特養と聞くと、入居待ちの方が多くなかなか希望しても入れないという認識ではないでしょうか。私もそう考えていました。しかし、話を伺っていると最近はそうでもないというのが現状らしいのです。入居待ちが多いのは統計上の数字であり、これは申請者が二重、三重に申請を出していること、また入居条件を満たしていない方でも「とりあえず」申請を出していることが要因であるとのことです。

次に、周知のことですが、現場の介護職員不足は深刻です。入浴介助、食事介助など、対面でないと対応できない業務が数多くあるなか、今の人員では切り盛りするのは大変な負担になります。介護職員の報酬は見直しが必要ですね。

最後に、今後は介護体制が大きく変わり今までは国の事業であったものが、H30年度からは自治体へ移管されます。これは新総合制度と呼び、概要としてはいままでの要支援の方々を地域で見守りましょうということなのですが、まだまだ詳らかになっていないのが現状です。ここの辺りをしっかりと進めていくのは来年度の大きな課題であることは間違いありません。

なによりも、現場を見て、働く人の声を聞くことで見えてくることが多くあります。これからも、いろいろな人に会い制度と実態の乖離を肌身で感じていくことが必要であることを再認識しました。


[3] -第2回市政報告会レポート-

3月19日(日)に第2回目となる市政報告会を開催させて頂きました。第1回目はいつやったんだ、という声を頂いたのですが、とてもこじんまりと3月に開催をしたので、多くの方に声をかけての市政報告は初めての開催となり、多数の方にお越し頂きました。

本当にありがとうございました。

議員にならせて頂き半年あまりの実感は、議会の内と外では情報の非対称性が顕著であることです。やはり議員は市政の事に関しては多くの情報を仕入れることができますし、またそうでなければならないのですが、その手にした情報を積極的に外に開いていかないといけないとも感じています。

というのも、情報公開や行政の透明性とはもちろん不正を監視するという目的もあるのですが、それよりも、これからは縮減する財政のなかで、市政を開かれたものにすることで、市民、住民が自治体へ積極的に関与し、そのなかで合意形成をはかっていくことが求められるからです。

公共施設の統廃合。行政サービスの選択と集中。また、民間資本が活用できるフェーズにおいては公共は積極的にその支援の側に回ること。などなど。経済成長が著しい時代に立ち上げた行政サービスや支援のモデルからの脱却は、情報公開をし、市民、住民が積極的に「おらが町」と思い、かかわりを持ってもらうことが大切になってきます。

…一年生議員がなにを大きなことを、と思われるかもしれませんが、上記の思いで今後も情報発信は積極的に行っていきたいと考えています。


[4] -お知らせ-

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では、また。