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メールマガジンVol.3 (①新年度補助金の一覧/②12区の選挙区の見直し)

2017/05/01 00:00 活動アーカイブ

月に1回発行しているメールマガジンです。人口減少、経済の停滞という時代に政治に求められるのはいかに「対話」をしていくのかにあると考えています。ここでは、そのことを念頭におきながら、みなさんとともに「あーでもない、こーだよね」という合意形成をしていくために必要な情報を発信できればと考えています。ぜひ、お時間があるさいに目を通して頂ければ幸いです。


— 目 次 ————————————

[1] -新年度補助金の一覧-

[2] -12区の選挙区の見直し-

[3] -お知らせ-

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[1]-新年度補助金の一覧-

新年度がはじまり岡崎市もさまざまな事業が執行されています。今回はそのなかで新年度の補助金の情報がアップされていましたので、ご覧いただければと思います。これを見ていくと、29年度にどこらへんに市がどのあたりに力をいれていこうとしているかよくわかると思います(平成29年度の補助金等の一覧 | 岡崎市ホームページ http://bit.ly/2oLPNYs)

ちなみにH28年度はこちら→平成28年度の補助金等の一覧 | 岡崎市ホームページ http://bit.ly/2oLU4uL

こちらの方が一つ一つの事業内容にリンクが貼られており、わかりやすいです。

また、今年度は止水板設置費補助金が新設されました。これは、個人の家屋などが対象で、床下、床上浸水を防ぐために門扉に止水板を設置したときに補助がでるものです。ご興味ある方は、担当課に問い合わせをいただくか、私までご連絡くださいね。


[2]-12区の選挙区の見直し-

先日、衆議院の区割りが見直しとなりました。ご存知の方も多いとは思いますが、やはりこれは多くの方にとり影響を被ることであるとともに、今回の答申内容は抜本的な解決策ではなく、要は「場当たり的」に線引きを変更しただけのものだと見受けられます。となると、今後ますます人口増減が激しくなるなかで、同じような問題に直面することとなるとが推察されます。

ここで、少しつまらない話かもしれませんが、少しだけ所感を述べさせて頂きます。

この議論がなかなか前に進まないのは、もちろん政局的な話があるのは事実だと思います。線引きがかわれば、いままでの後援会組織を組み立てなおさなければならないと考える国会議員がほとんどだと思いますし、定数削減があれば、当然、自分が生き残ることに必死になるのが人の性だと思いますので、現職にとり現状維持という方向性に傾きやすいのは仕方ないことではあると思います。

しかし、それだけではないのがこの問題の難しいところではないかと。

例えば、今回行われたここ12区の答申内容をみてみると、現12区(岡崎市+西尾市+幸田町)から幸田町を引き離し、新12区(岡崎市+西尾市)と14区へ幸田町を入れるというものでした。これにより新12区の選挙人登録数は47万5621人となり、一方の新14区は豊川、蒲郡、新城市と、設楽、東栄町、豊根村、豊田市の一部(旧稲武町)の14区は26万7262人。幸田町の3万1768人が移行しても30万人に達しないとされています。

この例からわかることは、今回の答申の内容は、行政区分をなるべく考慮に入れながら「パズルを組み合わせる」ように線引きを見直しているということですが、もし、厳格に「一票の格差」を解消する方向に厳格にすすめば、行政区分を無視した線引きが必要になります。これは極論として「隣の家とは選挙区が異なる」という現象を私たちは許容しなければなりませんが、それは現実的ではない、私はそう思います。

この問題の解消には3つの方向性があります。①人口による機械的な平等がいいのか。②行政区分を割らずに「パズル」を組み合わせるか、③それともある程度両方を考慮に入れ、どうしようもないところは行政区分をわるのか、です。

現時点では③の方向性に進んでいるように見受けられますが、②、③の大きな問題点は、人による恣意性が発生する可能性があることです。権力をもつものが、恣意的に線引きを見直すことができるという可能性がこの二つの選択肢には残ります。しかし、他方で、基礎自治体、広域自治体、国、という基本的な統治機構がねじれることがないことがこの案のいいところです。①はある程度機械的に線引きをすることができるので、線引きの恣意性を回避できますが、他方で、「隣の家と選挙区が異なる」という共同体の紐帯の弱体化を招く可能性があります。

ここら辺にかんしてしっかりとした合意形成を図っていくことが必要ではないかと思います。


[3] -お知らせ-

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