3月の定例会がおわりました。予算は厳しい内容となりました。
予算規模は1536億9000万円でした。過去、最高の規模となりました。前年度対比で9.5%でプラス132億8000万円です。しかし、一般財源(市が負担するお金)は7億6000万円の増額にとどまりました。これにはすこし説明がいります。自治体の事業費は国や県の補助金がはいるものがあります。たとえば、90万円の事業費があるとします。その負担の割合が、国、県、市で3分の1だとします。そうなると、事業費は90万円ですが、市の負担は30万円となります。事業費が膨らむ理由はこういうところにあります。過去最大規模になった理由の一端はこういうところにあります。
「基礎的財政収支」は、政策に必要なお金を借金に頼らずにどれだけまかなえているかを示す指標です。これが23億6500万円の赤字になりました。10年ぶりです。市税の収入の伸びよりも、民生費が大きくふえています。「実質歳入減少時代」という言い方もされました。これはこれからも続く可能性があります。今後、議論をしていく必要があります。
そのなかでバランスをとり予算を組んだことは、評価できます。岡崎市の「貯金」にあたる財政調整基金の話し合いがありました。この基金は最近、少しずつ減っています。そのため、これをおよそ150億円に積む方向を目指す議論がされました。令和7年度は、過去と比べて基金の取り崩しを抑えました。
こうした中で、生活にかかわる政策が3つ議論されました。
1つ目は、給食費の無償化です。子育て支援として、令和7年度は学校給食費の無償化が広がります。 4月分だけでなく、12月分の給食費も無償化されます。また、1食あたり40円の値上げぶんは国の交付金をつかい、実質的にすえおきになります。物価があがり家計がくるしいなかで、意味のある取り組みだと思います。
2つ目は、高校生の医療費の無償化です。令和8年4月を目指して、いま財源の検討が進められています。一部自己負担制度を導入するかどうかも考えられているようです。財政を健全に保ちつつ、多くの市民が助かる制度を構築してほしいものです。
最後に、中学校の屋内運動場の改修に関して、約10億円の増額補正がされました。中学校の屋内運動場や柔剣道場に空調設備が入ります。空調の設置工事は令和8年6月末まで。断熱工事などを含むすべての工事は令和8年度末までに終わる予定です。これで夏でも安全に運動できるようになります。さらに、ここは災害時の避難場所にもなります。また、学校施設は地域のいろいろな機能をまとめる拠点です。市民の期待が大きい事業なので、予定通りに進むよう願っています。
以上のように討論をしました。
予算が厳しく、廃止や縮小になった事業もあります。もし困りごとがあれば、いつでもご連絡ください。
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